来月、ハバロフスクにおいてニコライ帝国皇太子を記念した凱旋門再建プロジェクトのコンクールを開催する予定です。4段階で行われるコンクールには希望者なら誰でも登録・参加できます。
本来、ロマノフ朝最後のロシア皇帝ニコライ二世が皇太子時代の1891年(明治24年)に、ウラジオストクでのシベリア横断鉄道起工式に出席するために、ロシア海軍の艦隊とともに、エジプト、英領インド、東南アジア諸国を歴訪し、極東ロシアへ向いました。途上で最後に日本を訪問し、さまざまな歓迎行事に参加しました。しかし、当時の日本ではロシアの極東進出、および極東へのシベリア鉄道敷設に関しては、戦争の脅威にさらされた者も多かったので、暗殺未遂事件が起きました。5月11日に日本を訪問中のニコライ皇太子が滋賀県大津町(現大津市)で警備あたっていた警察官に突然斬りつけられ負傷しました。日本からの帰路にウラジオストク、ハバロフスク、ブラゴヴェシチェンスクなど極東ロシア都市に立ち寄ったことを記念して各地でいくつかの凱旋門が作られました。その二つはハバロフスクに設置されました。ソビエト時代の1924年にこれらのカラフルな凱旋門が取り壊されました。
https://www.gubernia.com/news/society/konkurs-na-luchshiy-proekt-triumfalnoy-arki-proydet-v-khabarovske/
http://www.etoretro.ru/pic170067.htm